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2013年2月28日 (木)

衆参のねじれ解消は定着するのか

参院で否決されると伝えられていた12年度の大型補正予算が可決され、補正予算は成立した。採決の結果は117票体116票という1票差ではあるが【ねじれ】が解消された瞬間でもある。賛成は、【自民党 83】、【公明党 19】、【みどりの風 4】、【日本維新の会 3】、【国民新党 2】、【新党改革 2】、【無所属 3】、【川崎稔氏(民主党離党者) 1】の合計117票。反対は、【民主党 85】、【みんなの党 12】、【生活の党 7】、【共産党 6】、【社民党 4】、【無所属 1】、【行田邦子氏(みどりの風) 1】の合計116票。欠席1(民主党に離党届を出した植松美恵子氏)、棄権1(被災者に配慮した藤原良信氏「生活の党」)。 【ねじれ】解消に関し、時事通信は26日夜、【衆参のねじれ状況下、26日の参院本会議で2012年の補正予算が可決され、両院議員総会を経ずに成立した。わずか1票差ではあるが賛成が反対を上回り、ねじれが解けた形。意外ともいえる採決結果に安倍政権は高揚し、民主党は動揺した。      【決められない政治】から【決める政治】への大きな大第一歩だ」補正成立を受け、記者団の取材に応じた安倍晋三首相はこう声を弾ませた。自民党の石破幹事長も記者団に「きょうを境に歴史は変わっていく」と語った。 ねじれ国会を乗り切る手段として、政府・与党が当初狙っていたのは、民主党との連携か、みんなの党を含む第三極などとの連携だった。だが、民主党から川崎氏ら2人が離党して参院野党が流動化。補正採決では、日本維新の会と国民新党、新党改革に加え、みどりの風の大勢も賛成に回り、民主、みんなの協力を得なくても過半数を獲得できた。                          自民党の溝手顕正参院幹事長は26日の記者会見で「(民主党は)まだ相当崩れる」と期待を示した。(中略)。                          補正可決に民主党の海江田万里代表は「大変残念だ」と肩を落とし、輿石東参院議員会長は「どうもこうもねえ」とコメントを求める記者団を追い払った。                           一方、みんなの党の渡辺喜美代表は記者団に「衆院の優先があるから(参院の補正可決は)あまり意味がない」と平静を装い、民主、生活、社民3党と修正案を共同提案できたことを「(野党共闘の)非常に大きな前進だ」と強調した』と配信している。                           今回の【ねじれ】解消には「補正予算」には協力しようという野党心理が働いたという側面がある。補正予算を計上するのは異常事態(災害などの発生)が起こったからで予算の執行が急がれる。それを妨害すれば国民の非難は野党に向けられ可能性が高い。そのために日本維新の会とみどりの風は賛成に回ったという側面がある。                           日銀総裁の人事でもねじれは解消される見通しであるが問題は13年度予算であろう。民主党は反対。問題はみんなの党の出方だ。野党で賛成する可能性が高いのは日本維新の会(3人)、みどりの風(4人、経済政策が内需重視であるから)、新党改革(2人)、無所属(3人)それに川崎稔氏の13人。自民党に合流を希望していた国民新党(2人)は合流を拒否されたので反対に回ることが考ええられる。与党が参院で過半数を超えるには3票不足している状況だ。                         予算に関しては衆議院の優位があるのでたとえ参院で否決されても与党案がそのまま成立する。自民党は自然成立を容認するのか、それとも【決められる政治】を演出するために野党の切り崩しを図るのかが今後の与野党の駆け引きの中心となる。   (おわり)

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